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【preview】安本晴翔が王者初戦で高い勝率を誇る中国人選手と激突。対世界に向けた第一歩となるか

 昨年は各階級のタイトルマッチで王者の入れ替わりや、GLORYの強豪勢が絡んだ世界トーナメント開催など、大いに盛り上がりを見せたRISE。1月25日(土)東京・後楽園ホールではついに2025年初興行となる『RISE 185』が開催される。
 そのメインイベントを任されたのは、昨年10月に王者・門口佳佑との接戦を制し、RISEフェザー級新王者に輝いた安本晴翔。
 安本はジュニア時代から試合経験が豊富で試合数は150戦以上を超え、現在はアマチュア大会が増えたことでもっと獲っている選手はいるが、24冠王という当時では考えられないほどのベルトを獲得。2016年の16歳でプロデビューすると、僅か6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級タイトルを奪取。それ以降、INNOVATIONスーパーバンタム級王座、KNOCK OUT-REDフェザー級王座、WBCムエタイ日本統一フェザー級王座といったメジャータイトルを次々と獲得していく。それまではヒジありルールをメインにこなしてきたが、2022年7月からはRISEを主戦場に。初戦となったメールダード・サヤディ戦では反則となるヒジ打ちを咄嗟に出してしまい、相手が試合続行不可能となったことでノーコンテストとなるなど、ヒジなしのRISE戦線では難しいのではという見方もあった。
 しかし、着々とRISE上位ランカー勢を倒して約2年がかりで前述のタイトルマッチへ。試合前には「8月のRISEバンタム級タイトルマッチで勝利した大孔稀選手の戦い方を見て、RISEの近距離での戦い方の必要性を感じた」という安本は、大が所属するOISHI GYMに出稽古に行き“RISEでの戦い方”を身体で覚え、RISEのベルト獲得につなぐ結果を残した。
 そんな安本に今回用意されたのは、中国のワン・シャンチン。25戦23勝(12KO)2敗の好成績でサウスポーで、昨年タイで開催されたRWS出場時のダイジェスト映像を見た限りでは一発があり、中国の新星として期待されているという。安本は「映像を見てすごいパンチが強い選手だなと思いました。やってみないと分からないですけど、僕はパンチをもらわないように試合を進められたら良いですね」とパンチを警戒。そして「強い選手とどんどんやっていきたい」と海外勢との戦いも視野にRISEチャンピオンの価値を上げていきたいと話す。昨年7月のONE参戦時にはアゼルバイジャンのアキフ・グルザダに判定で敗れ、世界の壁の高さを改めて感じたという安本も、原口健飛、白鳥大珠のRISEファイターと共に世界との勝負の年になるか。
 その他、3月29日に開催が決定した「WORLD SERIES -61.5kgトーナメント」出場選手候補のRISEスーパーフェザー級2位の常陸飛雄馬がセミファイナルに登場し、安本と同じく中国のエン・ペンジェーと対戦。常陸も対世界で勝利し、トーナメント参戦につなぐか。

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